スタッフブログ

blog

劣化したコンクリートの補修・補強方法を解説!主な原因についても

劣化したコンクリートの補修・補強方法を解説!主な原因についても

家の基礎部分にひび割れを見つけたり、建物のコンクリート部分の表面が膨れていたりしていませんか。

コンクリートは、時間の経過とともに劣化し、強度や耐久性が低下します。
劣化したコンクリートを放置すると、鉄筋の腐食や見た目の低下など、さまざまなリスクが考えられます。そのため、早めに適切な補修や補強を行うことが大切です。

この記事では、劣化したコンクリートの補修・補強方法やコンクリートが劣化する主な原因について解説します。コンクリートの補修・補強を検討している方へおすすめの業者も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

 

コンクリートが劣化する主な原因

コンクリートが劣化する主な原因

コンクリートの寿命は、種類や使い方によって異なりますが、一般的に50年程度だといわれています。
しかし、環境や使用条件によっては、想定よりも早く劣化してしまうケースも少なくありません。

コンクリートが劣化する原因は、以下の3つです。
 
・中性化
・塩害
・凍害
 
それぞれ解説します。

 

中性化

中性化とは、大気中の二酸化炭素とコンクリート内のアルカリイオン(水酸化カルシウム)が化学反応を起こし、コンクリート内のアルカリ性を中性に変化させてしまう現象です。

中性化が進むと、コンクリート内の鉄筋のサビ防止機能が失われ、鉄筋が腐食しやすくなります。鉄筋が腐食するとサビが発生し、コンクリート内が膨張して内部の鉄筋に沿ったひび割れが発生してしまうのです。

また、鉄筋のサビが原因でコンクリートの表面が剝がれたり削れたりするため、鉄筋が露出してしまう可能性もあるでしょう。

 

塩害

塩害とは、コンクリート内に塩化物イオンが侵入し、鉄筋コンクリートが劣化する現象です。

塩害は、日常的に潮風を浴びる沿岸部で多くみられ、塩分がコンクリートの中に侵入すると発生します。また、凍結材や融雪剤は塩化物を含んでおり、塩害を引き起こす原因のひとつなので、取り扱いには注意が必要です。

塩害が起こると、中性化と同様に鉄筋表面のサビ防止機能が失われ、鉄筋に腐食やサビが発生し、コンクリートが破壊されます。

 

凍害

凍害とは、コンクリート内の水分が凍結し、氷になるときに体積が膨張することで、コンクリートの内部にひび割れや剥離などが発生する現象です。場合によってはコンクリート自体を破壊してしまいます。

凍害は、寒冷地でとくに多くみられ、コンクリートの割れた隙間から水などが侵入し、鉄筋が腐食したりサビたりします。建物の鉄筋に凍害対策のない資材を使うと、鉄骨の骨組みが折れてしまい、コンクリートが破壊される可能性があるのです。

 

劣化したコンクリートを放置するリスク

劣化したコンクリートを放置するリスク

劣化したコンクリートを対処せずに放置するリスクは、以下のとおりです。
 
・機能と安全性の低下
・見た目や価値の低下
 
それぞれ解説します。

 

機能と安全性の低下

ひび割れやコンクリートの剥離など、コンクリートの劣化を放置すると、損傷がさらに進行し、建物の機能と安全性が下がってしまいます。また、ひび割れているところから、水が侵入し、漏水の可能性もあるでしょう。雨漏りや床浸水などの漏水は、カビやシロアリの発生を引き起こし、内部構造の劣化にもつながる重大な問題です。
 
さらに、コンクリートの強度が低下すると、安全性が損なわれます。地震や台風などに耐えられなくなるため、建物倒壊のリスクも高まります。住人や屋内外のものへ影響しかねないため、定期的にコンクリートの点検を行い、必要に応じて補修・補強を検討しましょう。

 

見た目や価値の低下

劣化しているコンクリートを放置した場合、見た目を損なうだけでなく、建物の価値も低下してしまうリスクがあります。また、放置することで補修や補強などの修繕費が余計にかかることもあるでしょう。
 
たとえば、劣化によってひび割れた隙間からサビや茶色の液体が表面に現れて見えると、老朽化の進んだ印象になってしまいます。そのため、「古い建物なのかな」と思われ、建物に対するイメージが悪くなります。
 
マンションやアパートなどの場合、見た目の悪化から価値が下がり、入居者に対する購入意欲の低下につながるでしょう。重大な劣化の修繕には数十万円を超える費用がかかり、放置することでその費用はさらに高額になります。
 
見た目や建物の価値が低下しないように、劣化の状況に応じて、最適なタイミングでメンテナンスを行うことが重要です。

 

劣化したコンクリートの補修・補強方法

劣化したコンクリートの補修・補強方法

劣化したコンクリートの代表的な補修・補強方法を、症状別に紹介します。

 

ひび割れ

ひび割れは、コンクリートの中性化によって、内部の鉄筋が腐食し膨張することで起こります。

主な補修・補強方法として「注入工法」があります。注入工法は、ひび割れしている箇所に、樹脂やセメントなどの注入材を注入して補修する工法です。施工の期間が早く、水分の侵入を防ぐため、耐久性を高める効果があります。ただし、対応できる幅や深さに制限があるので、ひび割れが激しい場合は適用できない可能性もあるでしょう。

また、「充填工法」という工法もあります。充填工法は、ひび割れ部分をU字等にカットして、エポキシ樹脂やシーリング材を充填する工法です。ひび割れの幅が大きい場合でも対応ができ、再発するリスクが低くなります。ひび割れ部分をしっかり補修できるため、美観や耐久性も高められる補修方法です。

家の土台となる基礎や駐車場、外構などに、コンクリートのひび割れを発見したらそのままにせず、補修や補強をしましょう。

 

爆裂

爆裂とは、コンクリート内部の鉄筋が腐食し膨張してしまうことで、コンクリートが内部から破裂してしまう現象です。

補修・補強するためには、まず爆裂の部分をしっかり調査します。問題の起きている個所を特定できたら、爆裂している部分と周辺のコンクリートの切り取り除去が必要です。コンクリート内部の腐食やサビをきれいに落とし、エポキシ樹脂やセメントモルタル材などを使って充填する方法で補修・補強を行います。

壁や天井が膨らんでいたり、コンクリートの破片がポロポロ落ちてきたりしていたら、爆裂の可能性があります。爆裂を放置すると、崩落の危険性や建物の美観や景観を損ねるため、早めに補修や補強を行いましょう。

 

欠損

欠損とは、地震による揺れでコンクリートに力が加わったり、衝突によって物理的な衝撃が加わったりしたときに、コンクリートの一部が欠けてしまう状態です。

建物に欠損があるときは、まず欠損部分と周りを調査して、コンクリートの脆弱な部分や汚れなどの除去、欠損部分への下地処理剤(プライマー)の塗布を行います。その後、樹脂モルタルを充填すると欠損の補修・補強は完了です。

欠損を放置しておくと、欠損部分からコンクリートの中に水分が侵入し漏水が起こる可能性があります。また、コンクリートが剥がれ落ちて落下する危険性もあるので、放置せず早めの補修・補強がおすすめです。

 

家のコンクリート補修・補強工事なら

家のコンクリート補修・補強工事なら

家の土台となる基礎や壁、駐車場などのコンクリートは、時間の経過によって劣化します。コンクリートが劣化すると、ひび割れや剥離、鉄筋のサビが発生します。放置すると、地震や台風などの自然災害によって、倒壊や損傷のリスクが高まるのです。

家のひび割れや劣化を放置せず、コンクリートの補修や補強工事を行うことで、家の耐久年数を延ばし、将来的なリスクを小さくすることが可能です。

「ほっとホーム」では、家の強度を高め、万が一の場合に備える補修・補強工事を提供しています。

工事に使用しているコンクリート補強材は、地震による被害を少しでも減らすために開発された素材です。強度性や耐候性、美観性に優れており、コンクリートの強度を高められます。

建物の劣化や異変を感じたら、まずは定期点検によって劣化状況を把握し、症状に応じた処置をすることが重要です。家のコンクリートの補修・補強工事を検討中の方は、ほっとホームにご相談ください。無料相談も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

 

劣化したコンクリートの補修・補強について

劣化したコンクリートの補修・補強について

コンクリートは、時間の経過とともに劣化し、強度や耐久性が低下します。劣化したコンクリートを放置すると、建物の機能性や安全性の低下による倒壊や、老朽化の進んだ印象による美観の悪化など、さまざまなリスクがあるでしょう。

そのため、劣化症状を発見したら、放置せずに適切な方法で補修や補強を行うことが大切です。コンクリートの補修や補強を行うことは、建物の耐久性を延ばし、安全性の確保につながります。

建物の安全性や価値を保つためには、定期的な点検やメンテナンスで劣化を予防し、問題を放置せずに早めに対策することを心がけましょう。

ほっとホームでは、コンクリート補強・補修材を利用した「おうち補強工事」を行っています。地震による被害を軽減するために開発された補強素材を使用し、劣化や亀裂が生じたコンクリートの強度を向上させることが可能です。

大切な家族と住宅を守るために、コンクリート補修工事はぜひ「ほっとホーム」にお任せください。

 
>>ほっとホームへのお問い合わせはこちら
 
>>おうち補強工事の詳細はこちら